
「Webデザインを始めたいけど、どんなパソコンを選べばいいの?」「予算は抑えたいけど、サクサク動くPCが欲しい…」
Webデザイナーにとって、パソコンは仕事の成果を左右する、最も重要な "相棒" です。一度購入したら数年は使い続けるものだからこそ、慎重に選びたいですよね。
Webデザインの制作効率を最大化し、あなたのクリエイティビティを存分に発揮できる、最高のPCを手に入れましょう!
Webデザイナーのパソコンに必要なスペック

Webデザイン用PC選びで最も重要なのは、スペックです。
結論から言うと、以下のスペックを満たしていれば、どんなPCでもWebデザインは可能です。
adobe illustlatorが快適に動くスペックがあればOKです。逆にコーディングやWordPressメインなら1ランク下のスペックでもいいかなと感じます。
Webデザインに最低限必要なPCスペック
メモリ | 16G以上 |
SSD | 512GB以上 |
CPU | Windows: Intel Core i5 (第12世代以降) または Ryzen 7 (5000番台以降) 以上 Mac: M1チップ以上 (M2, M3チップ推奨) |
GPU (グラフィックボード) | 1.5GB以上 (2GB以上推奨) |
色域 | sRGBカバー率99%以上 (Adobe RGB対応なら尚良し) |
画面サイズ | ノートPC: 13インチ以上 デスクトップ:21インチ以上のモニター |
各スペックについて、詳しく解説します。この6つのポイントを押さえておけば、PC選びで失敗することはありません!
1. メモリ:16GB以上 (32GB以上推奨)
メモリは、PCの「作業机」の広さ。広ければ広いほど、複数のソフトを同時に立ち上げたり、大きなファイルを扱ったりする際に、動作が快適になります。
Webデザインでは、ブラウザで情報収集をしながら、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを同時に使うのが一般的。8GB以下のメモリだと、動作が重くなり、作業効率が大幅に低下します。
作業効率はデザイナーにとってかなり重要になりますので、最低8G、より効率良く作業をするならば16G以上、32Gあれば充分です。
Webデザインで同時進行する作業例
- ブラウザでのリサーチ(複数のタブを開く)
- デザインソフト(Photoshop, Illustratorなど)の使用
- VSコード(Visual Studio)コーディングエディタの使用
- デザイン確認用のプレビュー表示
2. SSD:512GB以上
SSDは、PCの「データ保管庫」。HDDよりも高速で、データの読み書きが速いため、ソフトの起動やファイル保存がスムーズになります。
Webデザイナーは、高解像度の画像や動画など、大容量のファイルを扱うことが多いため、SSDの容量も重要です。
動画素材を扱わないのであれば512GBあれば十分ですが、素材がたまってくるので外付けハードなども検討しましょう。
SSD容量不足で起こりうる問題
- PCの動作が遅くなる
- ソフトの起動に時間がかかる
- ファイルの保存・読み込みに時間がかかる
- 作業中にフリーズしたり、強制終了したりする
外付けHDDやクラウドストレージ (Google Drive, Dropboxなど) でデータを管理することもできますが、作業効率を考えると、内蔵SSDの容量は大きい方がおすすめです。
私は動画編集もするので1TBの外付けハードにデータを移行していますが、正直めんどくさいです。
googleドライブの100G(月額270円)を契約してそこにデータを入れています。
3. CPU:WindowsはCore i5/Ryzen 7以上、MacはM1チップ以上
CPUは、PCの「頭脳」。
処理速度を左右する、最も重要なパーツの一つです。
Windows PCの場合、Intel社の「Core i」シリーズか、AMD社の「Ryzen」シリーズが主流です。
- Intel Core iシリーズ: Core i3 < Core i5 < Core i7 < Core i9
- AMD Ryzenシリーズ: Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7 < Ryzen 9
数字が大きいほど高性能ですが、Webデザインには、Core i5 (第12世代以降) または Ryzen 7 (5000番台以降) 以上がおすすめです。
Mac (ノートPC) の場合は、Apple独自の「M1チップ」以降のモデルを選びましょう。
M1チップは、従来のIntel製CPUよりも高性能で、省電力性にも優れています。現在ではさらに高性能なM2チップ, M3チップ,M4チップ搭載モデルも発売されていますので、予算と相談して選びましょう。
4. GPU (グラフィックボード):1.5GB以上 (2GB以上推奨)
GPUは、画像や映像の処理を専門とするパーツです。一般的なWebデザイン作業であれば、CPU内蔵のGPUでも十分ですが、より高度な画像編集や3Dグラフィックを扱う場合は、専用のGPU (グラフィックボード) が搭載されたPCがおすすめです。
特に、PhotoshopやIllustratorで複雑なデザインを扱う場合は、GPUの性能が作業効率に大きく影響します。最低でも1.5GB以上、できれば2GB以上のGPUを搭載したPCを選びましょう。
5. 色域:sRGBカバー率99%以上 (Adobe RGB対応なら尚良し)
色域とは、ディスプレイが表示できる色の範囲のことです。Webデザインでは、sRGBという規格が標準的に使われます。
sRGBカバー率99%以上のディスプレイであれば、Web上で表示される色を正確に再現できます。より正確な色表現を求めるなら、Adobe RGBに対応したディスプレイがおすすめです。Adobe RGBは、sRGBよりも広い色域をカバーしており、印刷物などのデザインにも適しています。
6. 画面サイズ:ノートPCは13インチ以上、デスクトップPCは21インチ以上
画面サイズは、作業効率に直結します。
- ノートPC: 持ち運びやすさも考慮すると、13インチ以上がおすすめです。より広い作業スペースを確保したい場合は、16インチ以上のモデルも検討しましょう。
- デスクトップPC: 21インチ以上がおすすめです。より大きな画面で作業したい場合は、24インチ以上のモデルや、デュアルディスプレイ環境も検討しましょう。
パソコンを選ぶときのポイント

上記のスペックを満たせば、Webデザインは可能です。しかし、さらに快適な作業環境を求めるなら、以下のポイントも考慮しましょう。
Mac or Windows
個人的にはMacがお勧めです。
理由は、かっこいいから・・・ではなくadobeのデザインツールとの相性がいいからです!
またiphone使用者の方は同期させることによって作業効率の向上も図れるのでおススメです。
但し高額なのがネックです。
同スペックでもWindowsよりはるかに高額。
ノートPC or デスクトップPC
生活スタイルに合わせて購入することをお勧めします。
今ではオンラインでの打ち合わせが主流になってきましたが、
カフェやワークスペースでの仕事や打ち合わせに対応できるのはノートPCなので、高画質の動画編集を行わないのであればノートPCをお勧めします。
個人的におススメしたいPC

ここからは私がお勧めしたいPCを紹介します。
結論Macになりますが 笑
ノートPC
MacbookAir
私は【2023年製 15インチ 16G 512G M2】を使っていますが 、illustrator Photoshop ともにサクサク動きます。また動画編集も3Dを多用しなければafereffectまでいけます。(どちらも制作物の複雑度合いで変わりますが・・)
当初は28万程しましたが、15インチのモニターがなかなかいいサイズ感です
現在はM3まで出ているのでより高機能でサクサク動くと思います。
デスクトップ
Mac mini
「Mac mini(2024)」は、M4チップ(10コアCPU、10コアGPU)/16GBメモリ/512GBストレージで直販価格12万4,800円。
モニターとキーボードは別売りですがこのスペックにしてはかなりお買い得。
ユーザーの評価も上々です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
Webデザインを始めるのにパソコンは必須であり、パソコン選びは迷います。
少しでも安く買いたいところですが機能を重視して妥協はしないようにすることがお勧めです。
迷ったらMacを買えば間違いありません!