
Webサイト制作を行う上で「 WordPress 」ワードプレスという言葉を聞いたことがない人はいないかと思います。
今や、インターネット上に存在するWebサイトの約4割が「 WordPress 」で作られていると言われています。それだけ、WordPressは、世界中のWebサイトで使われている、非常に人気の高いCMS(コンテンツ管理システム)です。
もちろん今読まれているこのブログも「 WordPress 」で構築されています。
今回は現役Webディレクターが「 WordPress 」についてその歴史から振り返って分かりやすく解説します。
「 WordPress 」ワードプレスとは?その歴史と構成

WordPressとは、Webサイトのコンテンツを簡単に作成・管理できる「コンテンツマネジメントシステム(CMS)」と言われるソフトウェアの一つです。
専門的な知識がなくても、テキストや画像をドラッグ&ドロップで配置するだけで、ブログやWebサイトを制作できます。
世界中のWebサイトの43%、CMSの中では63%の割合でWordpressが使われています。
参考:Usage statistics of content management systems| W3 Techs
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、Webサイトのコンテンツを管理するシステムです。テキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理でき、専門知識がなくてもWebページを作成・更新・運営することができます
WordPressの歴史
WordPressは、2003年にマット・マレンウェッグとマイク・リトルによって開発されました。彼らは、当時のブログソフトウェアであるb2/cafelogの後継ツールを求めて新たにこのプラットフォームを立ち上げました。
WordPressを運営しているのは、アメリカのAutomattic社です。この会社は、マット・マレンウェッグが設立したもので、WordPressの開発とサポートを行っています。
WordPressの構成
WordPressは主に以下の要素で構成されています。
- PHP: WordPressはPHPというプログラミング言語で構築されています。PHPはサーバーサイドで動作し、動的なウェブページを生成するために使用されます。
- MySQL: データベース管理システムとしてMySQLを使用し、サイトのコンテンツや設定情報を保存します。WordPressは訪問者がサイトにアクセスするたびに、MySQLからデータを取得し、HTMLを生成して表示します。
- テーマ: WordPressでは、テーマを使用してサイトのデザインを変更できます。テーマは、サイトの外観やレイアウトを制御するファイルの集まりです。
- プラグイン: プラグインは、WordPressの機能を拡張するための追加モジュールです。これにより、ユーザーは必要に応じて機能を追加できます。
「 WordPress 」ワードプレスのメリットを5選紹介

世界中でWordPressが利用されているのには、理由があります。
ここからは、WordPressを使うことによるメリットを解説します。
1. 無料で利用できるオープンソース
- WordPressは、無料で利用できるオープンソースソフトウェア。
- ソースコードが公開されているため、誰でも自由にカスタマイズや改変が可能。
- 無料でありながら、非常に高機能で、企業サイトから個人ブログまで、幅広い用途に利用可能。
2. 豊富なテーマとプラグインで機能拡張が自由自在
- WordPressには、無料から有料までデザインテンプレートとなる「テーマ」が豊富に用意されている。
- テーマを導入することで、デザインの知識がなくても、簡単にデザイン性の高いWebサイトを作成可能。
- プラグインを導入することで、様々な機能(お問い合わせフォーム、SEO対策、セキュリティ対策など)を簡単に追加可能。
- オリジナルで作成したテーマを反映できる。
▼WordPress有料テーマ一例▼
- コーポレートサイト向け SWELL|シンプル美と機能性の両立 https://swell-theme.com
- 美しいデザインのブログとコーポレートサイト TCD Wordpress テーマ https://tcd-theme.com/
- 稼ぐに特化したWordPressテーマ AFINGER https://affinger.com/
- オススメ→SEO、ブログに強くデザインも美しい THE THOR 【THE THOR(ザ・トール)】
3. SEO対策に強い
- WordPressは、検索エンジンに評価されやすい構造で設計されている。
- SEO対策用のプラグインを導入することで、より効果的なSEO対策を行うことができる。
4. 初心者でも扱いやすい
- WordPressは、直感的な操作でWebサイトを編集できる管理画面を備えている。
- 専門的なWebデザイン・プログラミングの知識がなくても、テキストや画像をドラッグ&ドロップで配置するだけで、簡単にWebサイトを作成できる。
- 多くの情報がネット上に公開されているため、困ったことがあっても、すぐに解決策を見つけやすい。
5. Webサイトの規模に合わせて柔軟に対応できる
- WordPressは、個人ブログから大規模な企業サイトまで、幅広い規模のWebサイトに対応できる。
- 拡張性が高いため、Webサイトの成長に合わせて、機能を自由にカスタマイズできる。
- サーバー側で構築されているので、複数のユーザーでWebサイトを管理・運営することもできる。
▼初心者でもWordPressブログを始めてみよう ブログを始めた方がいい理由はこちらの記事から▼
「Wordpress」ワードプレスで制作できるWebサイト

WordPressは、ブログだけでなく、様々な種類のWebサイトを制作することができます。
ブログを制作するのに作られたWordPressですが、Webサイト制作の現場でも、小~中規模のサイトメインにWordpressでの構築案件が増えてきており、推奨しております。
ブログ(Blog)
WordPressは、もともとブログ作成ツールとして開発されたため、ブログ制作には非常に適しています。
記事の投稿や編集、カテゴリー分け、コメント機能など、ブログに必要な機能が標準で搭載されており、無料から有料までなデザイン性の高いブログテーマが豊富に用意されているため、簡単に魅力的なブログを作成できます。
企業サイト(Corporate Site)
WordPressは、企業サイトの制作にも多く利用されています。
コーポレートサイト向けのデザインテンプレートも多数存在するので企業のブランドイメージに合ったサイトを構築可能です。また、プラグインによって企業サイトに必要な機能(サービス紹介、お問い合わせフォームなど)を実装できます。
構築後の更新、例えばプレスリリースや新着情報などをユーザーサイドで行うことができるのも大きな特徴です。
ECサイト(E-commerce Site)
WordPressには、ECサイトを構築するための多くのプラグインがあります。
特に「Welcart」や「WooCommerce」が人気です。これらのプラグインをインストールすることで、簡単に商品管理や決済機能を追加できます。既存のECシステムとWordPressを連携させることで、より高度な機能を実現することも可能です。これにより、在庫管理や顧客管理を効率的に行うことができます。
しかしながら大規模なECサイトには、WordPressが必ずしも最適ではない場合があります。特に、複雑な機能が必要な場合には、他のプラットフォームを検討する必要があります。
ポートフォリオサイト(Portfolio Site)
自分の作品や実績を公開するためのポートフォリオサイトも、WordPressで簡単に作成できます。
デザイン性の高いポートフォリオテーマを利用することで、自分の個性を表現できる。ギャラリー機能や、お問い合わせフォームなどの機能を実装することもできます。
他にも様々なサイトの構築に利用されています。
▼Webサイト制作で使われる用語やサイトの種類はこちらから解説しています▼
「 WordPress 」を利用したWebサイト構築手順
WordPressを実際に使い、Webサイトを制作する手順を簡単に解説します。
細かい手順は解説しませんので、大枠の手順を知って簡単に構築できることを知ってもらえれば幸いです。
1. WordPressのインストール
WordPressをダウンロードし、サーバーにインストールします。
レンタルサーバーを利用する場合がほとんどですが、昨今はサーバーの管理画面から簡単にWordPressをインストールできますし、手順の解説も載っています。
私のブログはさくらレンタルサーバーを使用しています。
2. テーマの選択と導入
WordPressの管理画面から、テーマを選択します。
無料のテーマも多数ありますが、有料のテーマの方が、デザイン性や機能性が優れていて構築の時間も短くなります。構築するサイトに合わせたテーマを導入したら、カスタマイズ機能を使って、テーマカラーやフォントサイズなどサイト全体にかかわるカスタマイズを行います。
3. プラグインの導入
WordPressの管理画面から、必要なプラグインをインストールします。
画像圧縮、お問い合わせフォーム、SEO対策、セキュリティ対策など、様々なプラグインがあるので、自分のWebサイトに必要な機能を追加します。プラグインの導入によって、Webサイトの機能を拡張できますので、最適なプラグインを探して導入しましょう
4. コンテンツの作成
WordPressの管理画面から、記事や固定ページを作成します。
デフォルトでは、最新の投稿が表示される設定になっていますが、固定ページをトップページとして設定して構築していきます。ブログ記事については投稿していけばページ数が増えていき、TOPページにその記事の新着情報が載っていく形になります。
何記事をTOPに載せるか、カテゴリー分け、タグ付けなどで情報の整理をします。
5. Webサイトの公開
公開したら、サイトマップをGoogle search console に上げてSEO対策をして運用を回していきます。
まとめ
WordPressは、Webサイト制作に欠かせないツールです。
最初はとても難しいように感じますが、実際に触ってみるととても簡単で便利なツールです。また拡張性もあるので様々なことができます。
WordPressを使いこなすことで、あなたのビジネスや、クリエイティブな活動を広げますし、Webデザインの学習工程の中で必須でもあります。書籍や講座も沢山あるので、是非ブログからチャレンジしてみては如何でしょうか。
▼本格的にWeb制作のスキルを学びたい方向けスクール▼