Webデザイン基礎

Web業界を目指すなら必ず覚えたい!Webサイト制作で使われる基本用語を解説

Web業界で働いたり、チームでWebサイト制作案件をこなしていくと様々な用語が飛び交います。

そこで、この記事では、Webサイト制作を行う上での基本用語をまとめました。これらの用語はWebサイト制作において必須です。

Webデザインを勉強中の方、未経験の方もこれからWeb業界で活躍する第一歩として、ぜひ活用してください。

Webサイトの種類

ランディングページLP (Landing Page)

ランディングページ(Landing Page)は、直訳すると「Land」=「着地」を意味し、検索エンジンやリスティング広告(Webサイトや動画広告のバナー)をクリックするとたどり着く先です。

一般的に「LP」とも呼ばれ、1枚の独立したページで構成されており、特定の商品を紹介したりする場合に使われるページです。

消費者に購入を促すような構造になっています。

コーポレートサイト(Cooperate Site)

企業の基本情報を掲載し、自社を社会にアピールするための企業の公式サイトです。

企業の事業内容や最新の活動について詳しく知ることができます。

主な目的は、企業のブランドイメージを向上させ、ユーザーや株主などのステークホルダーに情報を提供することです。

ECサイト(Electronic Commerce Site)

商品やサービスの販売をしているWebサイトのことです。

Amazonや楽天市場、yahooショッピングなどが主な例として挙げられます。24時間購入可能で決済もサイト上で行えます。

構築が難しいサイトではありますが、最近では、「Shopify」のようなECサイトを簡単に構築し運営できるプラットフォームも広く利用されるようになってきました。

サービスサイト(Service site)

サービスサイトは企業が提供する商品やサービスを紹介しているWebサイトです。

商品やサービスの詳細をわかりやすく説明し、ユーザーにそのプロダクトの魅力を特化して伝えることを目的として作られています。

採用サイト(Recruit site)

採用サイトは、企業が求職者に向けて自社の求人情報や魅力を発信するための特化したWebサイトです。一般的な求人情報ページとは異なり、企業の文化や価値観、職場環境、福利厚生など、より詳細で多様な情報を提供することができます。

採用サイトの主な目的は、求職者に対して企業の魅力を伝え、応募者を増やすことです。

以前はコーポレートサイト内に求人情報載せるケースがほとんどでしたが、いい求職者を採用する目的で、昨今では新たに採用サイトを立ち上げるというニーズが増えています。

オウンドメディア(Owned Media)

オウンドメディアとは、企業や組織が自ら所有し、運営するメディアのことを指します。

具体的には、自社のウェブサイト、ブログ、SNSアカウント、広報誌、パンフレットなどが含まれます。これらのメディアは、企業が直接情報を発信し、顧客との関係を構築するためのツールとして利用されています。

ここまで主なWebサイトの種類と特徴についてお話しました。

▼基本的なレイアウトはこちらから▼

次のセクションからWebサイト構築の際に使用する用語を紹介します。

Webサイト制作の際に使用する言語

要件定義(requirements definition)

ウェブサイト作成手順 Webサイト制作ロードマップ表

プロジェクトの初期段階で行われる重要なプロセスで、Webサイトに必要な機能や要求を明確にし、文書化します。

こちらのフェーズはとても重要で、適切な要件定義が行われないと、開発が進むにつれて問題が発生し、プロジェクトの遅延やコスト超過の原因となることがあります。

  1. 情報収集: ユーザーから必要な情報を集めます。
  2. 要件の整理: 収集した情報をもとに、機能要件(システムが実現すべき機能)と非機能要件(性能やセキュリティなどの条件)に分類します。
  3. 要件の文書化: 整理した要件を文書にまとめ、関係者と共有します。
  4. レビューと合意形成: 文書化した要件を関係者と確認し、必要に応じて修正を行います。最終的に合意した上で次のステップに進みます。

サイトマップ(site map)

Webサイト制作の初期段階で作成され、ページの内容や数、ページ同士の関係性を視覚化します。

これにより、制作過程がスムーズになります。

ワイヤーフレーム(wire flame)

ワイヤーフレームは、Webサイトやアプリケーションの設計図として機能します。

具体的には、ページのレイアウト、コンテンツの配置、ナビゲーションの流れを視覚的に表現するためのツールです。

プロトタイプ(prototype)

プロトタイプは、Webサイトやアプリケーションの「試作品」を指し、主にユーザーエクスペリエンス(UX)やインターフェースのデザインを評価するために使用されます。

プロトタイプを作成することで、デザインの品質向上や機能性の検証が可能になります。

デザインカンプ

Webサイトのデザインの完成見本を指します。

これは、クライアントと制作者がデザインのイメージを共有し、最終的な成果物の方向性を確認するための重要なツールです。カンプは「Comprehensive Layout」の略で、デザインの全体像を具体的に示すものです。

コーディング (Coding)

デザインを基に、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を使ってWebサイトを構築する作業になります。

CMS(contents management system )

Webサイトのコンテンツを管理するためのシステムです。

これにより、専門的なプログラミング知識がなくても、ユーザーは簡単にWebサイトの作成や更新が可能になります。代表的なものでWordPressがあげられますが、他にもWixやSTUDIOなどのCMSが挙げられます。

サーバー (Server)

データや情報などの「コンテンツを提供するコンピューター」のことを指します。

一般的に、サーバーは他のコンピュータ(クライアント)からの要求に応じて、情報やサービスを提供する役割を果たします。

ドメイン (Domain)

Webサイトのインターネット上の住所です。

通常「〇〇.com」や「〇〇.jp」のような形式で表されます。Webサイトやメールアドレスの一部として機能し、ユーザーが特定のサイトにアクセスしたり、メールを送受信したりする際に必要不可欠な要素です。

SSL (Secure Sockets Layer)

Webサイトの情報を暗号化するセキュリティ技術

インターネット上でデータを安全に送受信するためのプロトコルで、主にウェブブラウザとウェブサーバー間の通信を暗号化し、データの盗聴や改ざんを防ぐ役割を果たします。

ブラウザ (Browser)

インターネットを介してウェブサイトを閲覧するためのソフトウェアのことを指します。

一般的には「ウェブブラウザ」とも呼ばれ、ユーザーがウェブページを表示したり、情報を検索したりするために使用します。

現在、私たちが日常的に利用しているブラウザには、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Apple Safariなどがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した用語は、Web業界で働く方やWebデザイナーにとって必ずと言っていいほど覚えておかないといけない用語です。

Webサイト制作の際に飛び交う用語になりますので覚えておくようにしましょう。

  • この記事を書いた人

Gasson

Webデザインと海を愛する現役Webディレクター クリエイティブのヒントとなる情報と海のBLOGを発信します。

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