
「Webデザインの副業って、実際どうなの?」「稼げるって聞くけど、本当?」「『やめとけ』って声も聞くけど…」
リモートでできる仕事としてWebデザイナーとしての副業に興味があるけれど、様々な情報が飛び交っていて、どうすればいいか迷っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、制作会社でWebデザイナーを経てクリエイティブディレクターを務めている筆者が、厳しいと言われる理由とそれでも副業で本気でWebデザイナーを目指すためのステップをお伝えします。
私の意見ですが、クリエイティブが好きなら大いにおススメします!お金を稼ぐのが目当てなら他の副業を選びましょう!です。これから詳しく解説していきます。
Webデザインの副業が厳しいと言われる理由

Webデザインの副業に対して、「やめとけ」という声が上がるのは、なぜでしょうか?
私の経験をもとに解説していきます。
案件単価が低い
特にクラウドソーシングサイトで見かけるWebデザインの副業案件は、会社員が片手間でできるような小規模な案件が多く、報酬単価も低い傾向があります。
特に、未経験者や実績の少ないWebデザイナーは、低単価の案件しか受注できません。例えば【Youtubeサムネイル画像制作 2000円】【バナー制作 3000円】など
最初の頃の時給は1000円いきません。この現実を知って辞めていく人が多いです。
案件獲得が難しい
Webデザインの経験がない人は最初の1件取得がとても難しいと言われています。
クライアントは、当然ながら、高いクオリティで早く収めてくれることをを求めます。
未経験者は、実績やスキルが不足しているため、案件を獲得すること自体が難しく、仮に受注できたとしても、クライアントの期待に応えられない可能性があります。
また働き方の多様化により、Webデザイナーの経験者が副業を始めたり、未経験からWebデザイナーを目指す人が増えたりしています。
そのため、案件の競争率は非常に高く、特に未経験者や実績の少ないWebデザイナーは、案件獲得に苦労するでしょう。
クラウドソーシングサイトなどでは、1つの案件に数十人、場合によっては数百人のWebデザイナーが応募することもあります
クライアントに振り回される可能性がある
副業案件を発注するクライアントの中には、Webデザインに関する知識や経験が乏しい場合があります。
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そのため、曖昧な指示や、度重なる修正依頼
タイトな納期成果物への過度な期待と報酬のミスマッチなど、Webデザイナーが振り回されてしまうケースも少なくありません。
労働時間が長くなりがち
Webデザイナーの仕事は、成果物納品型の報酬体系が一般的です。
つまり、良いものを作ろうと時間をかければかけるほど、時給換算すると報酬が低くなってしまう可能性があります。
などと様々な意見がありますが確かに事実です。
しかし現実、Webデザインで大きく稼いでいる人が多数いておススメの副業でもあります。
次のセクションではWebデザインの副業で成功する方法を解説します。
Webデザインの副業で成功する方法

ここからは、Webデザインの副業で成功するコツを経験をもとに紹介します。
1. 稼ぐジャンルを絞る
Webデザインと言ってもバナー、ホームページ、ECサイト様々な制作物があります。
まずはそれぞれの相場を紹介します。
Webデザインの報酬相場
Webデザイン案件の報酬相場は、案件の内容やスキルレベルによって大きく異なりますが以下が大体の相場です。
金額 | 案件 | 必要スキル |
---|---|---|
〜1万円レベル | Youtubeサムネイル、バナー作成 | illustrator Photoshop |
1万円〜5万円 | ロゴデザイン制作 | illustrator Photoshop |
5万円〜20万円 | ランディングページ(LP)作成 | illustrator Photoshop コーディング |
20万円〜100万円 | 中規模Webサイト | illustrator Photoshop コーディング WordPress 等 |
100万円~ | コーポレートサイト ECサイト | illustrator Photoshop コーディング WordPress プログラミング 等 |
案件を絞る
自身の得意分野とライフスタイルに合わせて取り組むことをお勧めします。
例えば、
- バナー制作を行う:1万円×5件=5万 / 月
- ロゴ制作を行う:3万円×3件=9万 / 月
- LP制作を行う:10万円×1件=10万 / 月
など案件を絞ることで学習の負担も減り、デザイン力と同時に単価が上がっていくので副業として効率的です。
サイト制作など高額案件になるにつれて求められるスキルの難易度は高くなりますが、同時に競争相手も減ります。
2. 案件をこなす
最初は低単価なのは仕方ありません。
経験を積んでいくと、必ずその頃は何故低単価だったのか、何故競争に勝てなかったのかわかるようになります。
大きく稼ぐ為の勉強だと思ってクラウドソーシングサービスを使って数をこなしましょう。そのうちに固定のクライアントがつき、単価もあげられます。
経験して様々なデザインパターンを覚えると、次第に単価があがり、大型案件がとれるようになり、スキルにより作業時間も短縮できます。
また発注される案件が増えれば自身が発注者になりディレクションしてデザイナーを育てていくというのもありだと思います。
デザイン副業ロードマップ
- クラウドソーシングサービスで案件をこなす。
- 低単価でも最初は勉強の機会と割り切って数をこなす。
- 様々な業種の案件にチャレンジして得意なものを見つける。
- スキルと単価を上げていく。
- 単価アップ交渉や認定クライアントから発注される高額案件にチャレンジする。
- 継続で発注してくれる顧客とつながる。
- リピートしてくれるクライアントから直接案件をもらえるようにする。
- 案件をディレクションして発注側になる。
- 案件が増えたら、自身がクラウドソーシングサイトで発注、ディレクションする。
- より高単価で良質な案件を数多く納品する。
全て達成するまでの道のりは遠いですが、
ここまでいけばそこまで時間を使わなくても結構な金額が稼げるのではないかと思います。
私は制作をお願いしているフリーランスの方はステップ4のフェーズで月100万は固く稼いでいます。
▼Webデザイナーが選ぶクラウドソーシングサイトの比較はこちらの記事で解説しています▼
3. SNSで発信する
最後にデザイナーだからこそ行いたいSNS発信です。
主な目的
お勧めする主な目的は大きく分けて以下の3つです。
- 顧客獲得
- デザインスキル向上
- マーケティングスキル取得
顧客獲得
SNSで作品を公開して顧客を獲得する方法があります。
例えばinstagramで制作したデザインを載せたり、デザイン手法などを発信すると同じ制作者同士繋がって、ビジネスができる場合があったり、ポートフォリオとしても活用できます。
デザインスキル向上
発信していくことでデザインスキルも向上します。
例えば、ブログを書くことでWordpressやコーディングなどサイト制作スキルを伸ばすこともできます。
▼ブログ発信のメリットは以下の記事で解説しています▼
マーケティングスキル取得
Youtubeやブログなど発信を行うとマーケティングスキルが取得できます。
例えばブログ発信を成功させる為にSEO対策のスキルが必要となり、必然と勉強することになります。
マーケティングスキルはデザイン制作の際に必ず役に立つスキルなので覚えておいて損はないかと思います。
▼Webマーケティングについてはこちらの記事で解説しています▼
Webデザインの副業が向いていない人

以下の特徴に当てはまる人は、Webデザイナーの副業に向いていない可能性があります。
Webデザイナーは本当に覚えることが多いので、デザインが楽しいと思える人やクリエイティブが好きな人、主動的に動ける人じゃないと厳しいです!
以下に当てはまる人は違う副業を探した方がいいかもしれません。
- 副業で楽に稼ぎたい人
- 未経験でもすぐにWebデザイナーとして活躍できると思っている人
- デザインの仕事に興味がない人
- 初期投資(時間、お金)ができない人
まとめ
Webデザイナーの副業は、決して楽ではありません。
しかし、Webデザインが好きで、努力を惜しまない人にとっては、Webデザイナーの副業は、スキルアップ、収入増、そして将来のキャリアアップに繋がる、素晴らしくやりがいのある仕事で、稼げる人も多数います。
もしWebデザインを少しでも学んでみたいと思った方はデザイン学習のロードマップも記事にしてありますので是非ご覧ください。
▼Webデザイナーの学習ロードマップは以下の記事で解説しています▼
▼スクールと独学の比較は以下の記事で解説しています▼