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ハンマーヘッドシャークの群れに会える 伊豆の最南端 神子元島

富戸の翌日はダイビング仲間と合流して神子元へ。

伊豆急線に富戸駅から乗り、終点の伊豆急下田まで約1時間。伊豆急線に乗ると、西側に海が見えます。天気がいいと伊豆諸島も見えるとか。

海を見たり、ダイビング仲間と話しながらいつの間にか到着しました。

伊豆急下田駅からはダイビングショップの送迎でショップに向かいます。ショップから大型ダイビング船に乗り込んで神子元島に向かい、神子元島周辺でダイビングします。

伊豆急下田駅:下田市はペリー来航の地として知られており、黒船の模型が表に飾られている。金目鯛が名産でキンメの煮つけやキンメの海鮮丼が駅近くの飲食店で食べられる。個人的にダイビング後の金目鯛の海鮮丼は超絶品。

神子元島とは

神子元島(みこもとじま)は伊豆半島の弓ヶ浜の約8キロ沖合にある、灯台があるだけの小さな無人島です。ダイビング船でおよそ20分程の沖合。その島の周辺は暗礁が多く、海路の難所であることから、古くから海上航海の要所でもあり、神子元島灯台は現存する日本最古の洋式石造灯台として国の史跡にも指定されているらしいです。

年中を通して、ハンマーヘッドシャークの群れに遭遇可能なポイントで、特にベストシーズンの7月~9月までは遭遇率が高く、100~300オーバーの大きな群れに遭遇することも。

また黒潮の影響を受けやすく、黒潮が近づいている時は海が南国のように青くなり、青い海の中で泳ぐハンマーヘッドシャークの群れはまるで東洋のガラパゴス!他にもジンぺエサメやカマストガリザメなどのサメや、カジキマグロなどの大型回遊後とも遭遇できるかもしれない、とにかく何でもありの水中です。

ダイビングポイント

カメ根

いわずと知れたハンマーヘッド、メジロザメ遭遇率NO.1ポイント。
下り潮、上げ潮共に影響を受け、南北に根が連なり潮が微妙に変化するために魚影も濃い。
エントリーポイントから南に出てゆき、中層を流しながら浮上するダイビング・スタイルが多い。
ワラサ、カンパチの群などの回遊魚も多く見られる。
■平均水深:20m前後

青根(ジャブ根)

神子元島のポイントの中で1番ダイナミックな水中景観をしている。
中層を移動しながら浮上するダイビング・スタイルが多い。
もちろん、地形だけでなく、カメ根同様に魚影も濃く、ワラサ、カンパチの群などの回遊魚の他に、ハンマーヘッド、メジロザメの遭遇率も高い。
■ 平均水深:20m前後

基本ショップさんのお任せ、ダイビングスタイルはドリフトダイビングになりますのでポイントは選べませんが、参考までに。

きまぐれな海

いいことばかり書きましたが、ハンマーヘッドシャークの大群れに遭遇するには様々な条件をクリアしないといけません。ここからは個人的経験や観測で神子元ダイビングのリアルをお届けします。

① 天気の影響

沖合でのダイビングになりますので、風の影響で欠航になりやすいです。せっかく予約したのに風が強くて船が出ませんってことも全然あります。

② 海の透明度

潮によって1日でかなりの変化があります。朝一透明度20mあったのに午後からは5mしか見れないなんてこともありました。また日によっても気まぐれですが、黒潮が寄っている時は基本青くて透明度が良くなりがちです。

私は神子元マリンサービスさんののHPに載っている黒潮情報を確認して行くようにしています。透明度がいいとハンマーの群れがきれいに見えますし、見つけやすいので遭遇率も変わってきます。

③ 潮の流れ

潮の流れが速い時間帯もあり、水中ではしばしば激流になることも。また複雑な地形により、流れも場所によって全然違います。激流の中、岩を掴んで這って行くようなこともあります。神子元でのダイビングが上級者向けであるのはこの要素が一番大きいかもしれません。

もう慣れっこですが、最初に激流を体験したときは焦りと恐怖でエアがかなりなくなりました。力を入れなくても流されることはありませんので、リラックスしていけば大丈夫かと思います。

④ ブログ&SNS

これは完全個人的主観です。

ショップのブログやSNSを見るとあたかも全員大群れに会えたように書かれていますが、それは一番いい群れに当たったチームの写真や動画です。船内が大歓喜に包まれる中、自分のチームだけは何も見れなかったなんてこともあります。そんな時はガイドのせいにせず、そんなもんだと割り切って通いましょう。ギャンブルなので、通って期待値を稼げば自然と大きい群れに遭遇できます。

とはいえ当たると最高な中毒性のある海です。

行ったことない方やこれから挑戦したいと思っているダイバーさんは是非チャレンジしてみてください。お勧めは7月と8月です。土日はすぐ埋まってしまうので早めの予約をお勧めします。

今回の戦果

結果は以下の画像の通り。

本気の神子元ブルーではありませんでしたが、そこそこの透明度で水が青い!!!

1ダイブ目の後半で100匹くらいの群れと並走できました。2mくらいの近さでハンマーと並走できたのはとても楽しかったですね!当たりまえですが、サメはめちゃくちゃ泳ぐのが速いので並走できる時間は数十秒くらいですが本当にアドレナリンが爆発します!

超超超 楽しかった!!!!

唯一心残りは、、

ハンマーの群れを見つけた瞬間に興奮してバディを置いて泳いで行ってしまったこととカメラの設定を間違えたこと。

ということで次回の記事で水中動画をキレイに撮るためのGoproの設定方法をお伝えします。

  • この記事を書いた人

Gasson

Webデザインと海を愛する現役Webディレクター クリエイティブのヒントとなる情報と海のBLOGを発信します。

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